講演 カンボジアの子どもたちがおかれている現状と人権

講師 栗本英世さん(カンボジアこどもの家代表)
日時 2003年08月07日(木) 9:30〜11:30
場所 天理市文化センター

保育所
・支援,ボランティア。本当に何を求めているのか,理解してこそできることをするべきなんだなーと思います。子どもたちに「相手の立場に立って」とよく言ってきたし,自分自身もそう思ってきた。そのことが実はどういうことを意味するのか考えさせられた。

・今まで寄付してほしいと頼まれると,いいことならすすんでお金など渡していましたが,お話を聞かせていただき,いかに私自身が無知であったか。知らないということはこわいですネ。知識と技術と知恵がその国(カンボジア)の人々のためになるということはよくわかったのですが,そのためには今私が何をしたらよろしいのでしょうか?本を買って帰り,もっと勉強しようと思います。幼稚園

・栗本先生のお話の中から日頃考えてもいない世界を感じるとともに,本当の意味での「援助」とは何かについて考えさせられました。自分の保育の中においても「援助」についての大切さを学んだと思います。援助と思ってしていたことも本当の意味で援助になっていなかったこともあったのではと反省いたしました。

・今日の話を聞いてすごく心に重くショックを受けた。「慈悲魔」この言葉のもつ意味。本当の支援とは何なのだろう。彼らと一緒に生活し,彼らに何が必要かということを彼らの中から感じ,支援する。手伝う。「お金があれば支援はできないんだ」という先生の言葉が印象的であった。

・今まではカンボジアの地雷があり,その援助団体がいるというだけしか知識がなかったですが,今回,話を聞かせていただいて,現地の実態と現実を知ることができました。心からカンボジアのことを考えてお話しされる栗本さんに,今までの自分の考え,意識など,考えさせられることがたくさんありました。

・いろいろお話を聞かせて頂いて,私の今までの知識の乏しさを恥ずかしく思いました。カンボジアの子どもたちのおかれている状況,本当に言葉では言い表せないような何とも言えない気持ちになりました。「慈悲魔」何とおそろしいことなんでしょうか。支援することの難しさを初めて知りました。ありがとうございました。

・今までカンボジアなどのことを知るのはテレビなどを通して知ることが多く,お金を通してボランティアが一番身近に感じていたのに,慈悲魔のことを聞いてすごく考えてしまいました。同じ世界なんだけど,すごく遠く感じる国,これからどうなっていくのだろうと不安になりました。身近なところで自分ができることについて考えていこうと思いました。

・今までテレビなどでカンボジアの様子を見たことがあったのですが,今日,映像や話を聞かせてもらって改めて現実を知ることができました。講演の中で,今まで自分が思っていたことが間違っていたことに気づかされました。

・きれいごとでない現実のカンボジアの声を聞かせていただいたように思います。聞きながら,では,自分は日本の子どもたちと向かい合う中で何をどんな風に伝えていけばいいのだろう?と悩みました。支援や援助,ボランティア的発想ではないなあ。まだ,どうしたらいいのか分からないです。同じ人間なんだということなのかな?やっぱりまだ分からないです。現実に目を向ける心を自分が持とう。栗本さんの所へ行きたい。そんな気分です。

・ビデオを見て大変ショックを受けました。そして,お金だけの援助が?慈悲魔?となり,カンボジアの自立を妨げていることを知り,残念でたまりません。そして,どういう形で援助すればいいのかなアと思います。よくコンビニや街頭での募金に協力していたのですが,やめようと思います。その代わりとなる支援の方法を日本の子どもたちに知らせていってほしいと思いました。

・映像でカンボジアの子どもたちの姿,今のカンボジアの状況を見せて頂けたので,とてもわかりやすく良かったです。それに,今まで聞いてきたことや良いと思ってきたことがカンボジアの人にとって,あまり良くなっていないということもビックリしました。行政やいろいろな団体に対しての疑問がますます大きくなりました。

・子どもたちや現地の人の笑顔がとても印象的でした。私たちから見たら貧しい国,かわいそうな人々と思ってしまいますが,そこに生きている人たちは心は貧しくないと感じさせられました。私たちが援助するというと,お金や物を送ることをまず考えてしまいますが,本当にそのお金が有効に使われているのかきちんと知ることも大切だと思いました。?人づくり?の援助がすごく大事だと思いました。そして,子どもたちが大人の勝手で命をもて遊ばれるような社会をつくらないことが大事だと思いました。私に出来ることは何か考えていきたいです。(カンボジアの子どもたちの現状を知ることから始まるのかなとも思います)

・わかりやすい話し方で,引き込まれるようにして学ぶことができました。援助とはどういうことなのか。ボランティアとは‥‥。今日の話を聞いて自分自身の考え方を見直すよい機会になりました。本当に心に響く,よい講演でした。ありがとうございました。

・カンボジアの現状について,何も知らなかったなと思います。とても重い内容に考え込んでしまいました。お金の援助,本当の意味での援助について気づかせてもらいました。外国や大人に翻弄される子どもたち。笑顔の明るさが印象的でした。自分に出来ることについて考えてみようと思いました。(身近なところで)

・カンボジアにおける様々な問題があるんだということは,TVや本などである程度,いっぺんとおりのことは知っていたつもりでした。しかし,栗本先生のあらゆる活動を聞いて,本当の国の姿や,本当の援助とは何かということを勉強することができました。お金や物を援助することが良いことだと考えていたけれど,それが間違っていることにショックを受けました。今日,このことに気付くことが出来ただけでも私はありがたいなと思います。知らずに生きていることは恥ずかしいことだと思いました。今ある様々な援助についても考えてみたいと思います。私の友だちは,今,プノンペンで幼稚園の先生として働いています。(青年海外協力隊)様々な情報を聞きますが,その友だちは,今日私が聞いたことまで知っているのかなーと少し考えました。小学校

・お金や物が心を育てるのではないことが改めて確かめられました。本当によい話を聞かせていただきありがとうございました。栗本さんにとっては,ごく一部で話したりない内容であったでしょう。こんな一部でも感動し,誤った援助感を教えていただきました。よい研修であったと思います。ありがとうございました。

・本当のやさしさとか思いやりとか,どういうものなのか,どういうことなのか考えさせられました。とても印象的な言葉が「人と人との関係で作り上げてきたものは残り続ける」という先生の言葉でした。「お金を使わないで,汗を流して体を使います」とおっしゃった先生は,本当にカッコ良いです。ありがとうございました。

・カンボジアのことは,なんとなく心に引っかかり,よく目に留まる国名ではあるものの,あまりよく分かっていませんでした。今日の栗本さんのお話は,援助活動のことも含め,カンボジアのことをシャワーのように一気に浴びることができました。栗本さんがカンボジアで?貧しい服装?で?お金をもつこともなく?そこまで入りこんでこられたエネルギーのもとは何なのでしょうか。私は自分の生き方も見直す機会を与えて頂きました。ありがとうございました。いい出会いをさせて頂きました。

・とてもよいお話で,深く考えさせられました。同じ目線ではない,お金でもない支援って本当に難しいです。いつか私もカンボジアにスタディーツアーに参加したいです。

・生き方を考えさせられる半日でした。ありがとうございました。

・目からウロコが落ちた感じです。募金に協力することがカンボジアの国や子どもたちを助けることになると思っていました。支援団体を通してではなく自分で出来ること‥‥考えてみたいと思います。臓器移植についても,やっぱりそうかと思いました。自分が助かるために人の命を奪う‥‥なんとむごいことか‥。

・援助って難しいなと思いました。昨年度,3年生の総合学習でミャンマーの方と2回のふれあいを通して,互いを認め合い尊重し合う心を育てようと学習しました。その最後に,子どもたちからミャンマーの子どもたちのために募金しようということになり,2500円ほど出しあってミャンマーの学校へ募金しました。お金を援助するってことは本当の意味で相手のためにならないんだなと思いました。自分には栗本さんのような活動はできないけれど,自分の担当する子どもたちとのふれあいを多くして,その中で子どもたちの願いや心に触れ合っていきたいと思います。今日のお話は,自分の既成概念を覆すもので本当に良い体験でした。

・いろいろな話が聞けて良かった。自分の常識が常識でないこと,そしてやっぱり自分が差別する側の人間である,どっぷりつかっているということがわかった。

・TV,新聞などの報道ではわからないカンボジアの実態を知ることができました。また世界中(日本)の「支援」のあり方を考え直さなければならないこともわかりました。国民が自立する支援のあり方を考えさせられました。また,我々日本国民の甘えた生活を,これで良しとするものでないとも思いました。

・長年の経験で得られた知識や援助の実態などを詳しく教えてもらって,いろんなことを考えさせられました。カンボジアが抱える問題,子どもたちがおかれている現状,聞いていたら居ても立ってもいられないような気持ちになりましたが,いったい何が私にできるんだろうと考えてしまいます。?教育?の本当の大切さも改めて感じました。本当にいい講演でした。

・一言で感想を述べるとすると衝撃的でした。支援

・援助,良いことのはずなのに内容,仕方によって人,国を良くすることもあれば悪くすることもあるのだと。澄んでいた心が魔に染まっていってしまう?本当に恐いのは人の心かもしれません。「郷にいれば郷に従え」という言葉がありますが,本当にその地に住む人のことを理解するには,その地,人々,くらしを知ることからかなあと思いました。人身売買,臓器移植等,話に聞いたことはありましたが,オカさんが命についてトツトツと話して下さる中で,もっと生きたいと思っていた生命が奪われていくのだと感じるととてもせつなかったです。ビデオ,スライドで見た子どもたちのキラキラ輝く澄んだ目,くもることのないよう願います。今,私の身近にいる子どもたちが未来を夢見,輝けるようつながっていきたいです。

・8.6ヒロシマ平和式典で,広島市長は「世の中は戦後から戦前へと舵を取っている」と平和宣言の中で語りました。しかし,同席していた小泉首相は「見解の相違」と片付けてしまいました。この講演を聞いて,今のカンボジアは近い将来の日本を見た気がしました。広島市長が語るように,世界的で見ると「戦争が是」とされる世の中になってきています。まず,私たち教員が,客観的に世の中の様子を見,判断する目を育てなければならないと思います。誰を信じるのか,政府なのか。そして,今行われている政治が平和な社会実現に向けて動いているのかをじっくり見ていかなければなりません。戦争への道への危険はないのかを客観的に見て,子どもたちといっしょに考えていかなければならないと思います。どちらかといえば,平和教育がやりにくくなっています。しかし,今こそ平和な世界を作るために,現在の政治,つくられてきた法案についても考えていかなければならないと考えています。

・カンボジアのこと,援助など何も思わずこれまで学校で子どもたちと一緒にしてきた経験を思い出しました。今日の研修で栗本先生の話を聞かせていただいて,現地に長年生活しておられる現状に,自分の無知を反省しています。子どもの前に立ち,指導する立場にある以上,かなり自分自身が勉強しないといけないと実感しています。今日,私自身がなるほどと考えさせられました。

・人にやさしく思いやりを持って‥‥と,ずっと心に持ちながらやってきた。でもそのことが相手をダメにすると聞かされショックを受けました。といっても,ムラ(被差別部落)の子は,これまで何でもやってもらえる,してもらうことが当たり前と思って生活してきたことで自立することの目を摘んでいたと感じる部分がある。重なってくるかと思いました。自分に何が出来るのか,しっかり考えていきたい。とってもいい話が聞けてよかったです。

・「慈悲魔」という言葉,なるほどと思いました。支援,援助というとやはり「お金」って,すぐに考えてしまいますが,それではいけないと思いました。自分が優位な立場から「してあげてる」的な行動も見つめ直さなければと感じました。中学校

・自立を阻害する援助のあり方について考えさせられた。戦争が貧困をつくり,貧困への援助が利権を生む。現地に住み,本当の意味での援助を続ける栗本さんのお話に感銘を受けました。モノや金を与えて自己満足していく「先進国」の有り様を問い,知識や知恵を育てていく援助の大切さを考えさせられました。今,イラクへ自衛隊を派遣していこうとする日本の援助のあり方も考えさせられました。地雷の実物に初めて触れられたのもいい経験でした。

・本当にすばらしいお話でした。特に慈悲魔というおそろしい言葉の意味するところ,その重さを痛感しました。本当に勉強させていただきました。ありがとうございました。

・「人と人がつながって共に活動する」支援のあり方について深く考えさせられました。ありがとうございました。

・?目から鱗が落ちる?という言葉がぴったり当てはまるようなすばらしい講演だったと思います。この講座を聴いて本当によかったです。

・カンボジアの子どもの生活を考えると,もっともっと知る中で,もっと自分たちの現場を大切にしたいと思った。

・良かったです。NGO,ODAも,とにかく援助団体はお金はいらない。でも,実態はすごい壮絶なんだなと,栗本さんが「今日は本当のカンボジアのことを知ってもらうために来ました」と言っておられましたが,もっともっと時間があれば良かったと思う。ここには書き尽くせませんが,本当に良い講座でした。

・援助,支援って何だろう,慈悲魔,とても考えさせられました。かなりショッキングでした。相手の立場,目線のこと,臓器移植のこと,地雷のこと。

・大変よかった。素晴らしかった。目から鱗が落ちた思いがした。助ける,援助することは何をすることか。金,物質ではないことが良くわかった。そこで,人を育てることが後世につながっていくことだということ,自立支援をすること。慈悲魔が人をダメにすることを学んだ。

・支援ということについて,新たな角度から深く考えさせられた。

・援助のあり方を考えさせられました。何十年前の日本も思い出されました。実践しておられる強み,説得力があり成功しました。

・栗本さんのお話を伺って,カンボジア社会,子どもたちの現状を初めて知りました。大変驚かされ,援助,支援,自分のできることは何か考えさせられました。(援助の有り様の矛盾と現実を知りました。)また,「人づくりの援助」が必要‥‥という話の後に,「一緒に生活する中で(本音を)きく」ことが大切ということを伺い,自分自身の今ある子どもたちとの生活を改めて大切にし,子どもたち,保護者,地域‥と向き合っていきたいと思いました。ありがとうございました。貴重な話を聞かせていただきました。

『カンボジアこどもの家』栗本 英世

 

2003年1月29日

『カンボジアこどもの家』活動地ポイペットでの一週間・・・。 事件? 三日前、タイとカンボジアの国境の橋の上で衰弱している十歳の男の子を病院に担ぎ 込みました。極度の栄養失調で骨と皮だけになり、起き上がることもできません。そ れでも物乞いをしています。見るに見かねて病院に連れて行き、一週間ビタミンと栄 養剤の点滴を繰り返し、何とか起き上がれるまでに体力が回復しましが・・・

喜んでいたのもつかの間、元気になった子供をおばさんが連れ出し再び橋の上で物乞 いをさせています。 「ガリガリに痩せ今にも死にそうな状態の方が多くの人々の同情を買いお金が入るよ うです。」 おばさんの話では、物乞いをさせているこどもは親戚の孤児で生後七ヶ月の時から面 倒を見ているそうです。このおばさんには同い年の子供が三人いますがいずれも血色 が良く健康です。孤児の子ひとりが一人働かされています。 「この子の稼ぎは普通の大人の稼ぎの三日〜五日分です。」

でも・・・命と引き換えの物乞いです・・・。 病院の医者は直ぐ手当てをしなければ命が無いと言っていたのに・・・・・。

この子を引き取るためにポイペットの事務所から車を呼んでいる間、通り過ぎる人々 を見ていますと多くの外国人がこの子の傍を通り過ぎます。でも、だれも目を停める 人はいません、路傍の石を見るように無感動に通り過ぎる人や、汚いものでも見るよ うに眉を寄せて通り過ぎる人もいます。一人の子の命が失われようとしているのに誰 も無関心です。 この子のコップの中にお金を投げ込むのはその日のお金にも困っているカンボジアの 人々だけです。

でも、この子を何とか助けられるようにがんばります。そのため一日余分に仕事をす るようになっても、睡眠時間が減っても助けることができれば・・・。

事件


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